弊社は2008年にオフィスビル、商業ビル、倉庫のサブリース事業を目的として設立し、2021年3月で14期目を迎えました。
2008年と言えばリーマンショックが発生、日経平均も7千円を割り込み、オフィス需要も完全に冷え切った時代の中での創業でした。弊社の事業モデルは空室の多いビルを借り上げ、運用するものです。サブリース受託には有利な市況ではあるものの、さすがにリーシングに苦労したことが思い出されます。
しかし景気は順調に回復し、都心も多くの再開発により大型ビルが次々と竣工。オリンピックに向けてホテルや商業施設も順次、開業し空室率も低下。日本は未曽有の不動産好況に沸きました。
そのさなかでの新型コロナウイルス感染症。オフィス、商業施設も我々の生活も大きな打撃を受けました。
外出制限などからテレワークへの移行、働き方を見直す動きも広まり、空室率は徐々に上昇し始めています。ここ数年続いたオフィス床面積の大量供給からは需給アンマッチによる更なる空室率の上昇が予想されます。
こうした状況下において、弊社としては増大するであろうサブリース需要に向け、人員を拡充し、事業を拡大していくと共に、オーナー様、テナント様に満足いただける物件運用を行ってまいります。
令和3年3月吉日
株式会社ディスクリート